見た目がかっこいい使い捨て容器
器というのは、ただ料理を盛れればいいというだけのものではありません。
日本では昔から様々な焼き物が隆盛を極め、様々な人々に愛されてきました。
デザインも様々で、それぞれの土地で継承されてきた焼き物には独自の質感や味わいがあり、見る人の心を満たしてきたという歴史があります。
そのため、料理店の中では伝統工芸の器を使い、それに料理を盛ることでワンランク上の満足度を提供できるようにと心を砕いているところも少なくはありません。
こうした器にまつわるワビサビは、本物の焼き物だけに留まるものではありません。
プラスチックで出来た使い捨て容器の中でも、今では伝統工芸を思わせる味わいを持ったデザインのものが多く出てきています。
うるし塗りの食器の質感を持ったもの、らんたい漆器をイメージしたもの。
その他にも梅などの絵が描かれたようなものや、木製や陶器の茶碗をそっくり模したような使い捨て容器が販売されています。
地域で行われるイベントなどに出店し、名店が来客に料理を提供するような機会が近年では増えており、こうした使い捨て容器の出番も多くなりました。
それでも、すぐに捨てられるようなものでも器そのものの味わいをないがしろにはできない。
そういう店主の要望に応えるように、和の食器の味わいを持った製品が数多く作られているのです。
料理というのはそのものの味だけでなく、食べる時の器だってとても重要です。
そこでのワンポイントのお洒落やこだわりが見られれば、きっとより高い満足感を提供できることでしょう。