ファスティングで起こる好転反応と対処法
望めばおいしいものがたくさん食べられる今の時代、逆にファスティング、つまり断食や絶食で本来持つ健康を取り戻したいと考える方は増えており、実践を助けてくれる断食道場などの専門施設も多くなっています。
そのようにファスティングは体の状態を上げるために行うものですが、時として具合が悪くなるなど不安な症状が出る場合があります。
例えば、めまいや頭痛、吹き出物が出たり、吐き気がするなどの症状が出ますが、それは好転反応と呼ばれます。
好転反応とは、症状が改善している途中で、一時的に副作用とされるような症状が出てくることで、体の中で蓄積していた毒素が体の外に排出される断食2日目あたりに出ることが多いようです。
また、特にビタミンやミネラル、食物繊維が少ない状態だと好転反応が強めに出るとされています。
そのような症状が出たときにはどんな対処ができるでしょうか。
症状が比較的軽い場合は、リラックスして過ごしながらファスティングを続け、毒素が出るのを待ち、時間をかけることで症状の改善を目指します。
頭痛などの症状は、エネルギー源である糖質を脂肪に変えようとしている時に起こることが多く、足湯や半身浴などをすることで軽減できる場合があります。
いずれの症状も、断食することで身体の状態が好転している証拠のため、焦らずに体の状態をチェックすることが大切です。
断食の専用施設などではなく、自己流で行っている場合で不安があるときは医師への相談も必要です。